大人のちょい休日アウターの決定版
1着もっておくと、何かと便利なプルオーバージャケット。朝と夜で温度差が激しい時期に、欠かせないアイテムと言えましょう。そこで頼りになるのが、ザンターの「Manaslu Pullover」。別名「アノラックパーカ」とも呼ばれ、アウトドアではもちろん、普段使いにも適した実に秀逸なアウターである。
突然の雨に対応する機能性は言うまでもなく、大きな特徴は前面についている大型のポケット。財布や携帯電話、パソコンなど、ごっそり詰めて歩けるので、手ぶら好きのメンズには最高だろう!
タフなつくりなのに、上品さも両立
1956年5月9日、ヒマラヤ山脈に属するネパールの山マナスルに挑んだ日本の登頂隊の装備に採用されていた「マナスル遠征隊ヤッケ」を踏襲したものが「Manaslu Pullover」である。
生地は最近の主流であるナイロン素材と思いきや、高級感のあるベンタイル生地を使用。ベンタイル生地の上品なツヤ感も魅力だが、それ以上に秀逸なのは防水透湿性。雨が当たる部分のシームを極力減らし、水の侵入を防ぐ上に、動きやすくサラリとした着心地で、一度味わったら快適なことは確実だ。
また、ザンターのダウンジャケットシリーズに搭載されているMOFF素材をこちらにも採用。消臭即効性・持続性に優れ、においの元をシャットアウトする。
1着持っておけば何かと重宝すること間違いなし
プルオーバージャケットは、少しオーバーサイズで着るのが、今のトレンドでもあり、こなれた印象を作り出すコツ。
「Manaslu Pullover」は当時のヤッケを踏襲し、ダウンジャケットの上からでも羽織れるビッグシルエットになっている。フロントに取り付けられた大容量のカンガルーポケットはノートPCを収納できるほどの大きさだ。
大きめのサイズ感に設定されているため、厚手のパーカやフリースをインナーに選べば冬のアクティビティにも対応。カジュアルなご近所コーデくらいなら冬の主役にもなってくれそうだ。
オーバーサイズくらいの方が動きやすいし、多少汚れてしまっても、むしろカッコよさが増すのではないだろうか。
クラシックでありながらアクティブな印象を与えるアイテムゆえに、色々なシチュエーションや着こなしに対応してくれるが、基本的には、スポーツ系やストリート系のアイテムとの相性が抜群。ボトムスにキレイめ系のアイテムを入れて、こなれた雰囲気を演出してみても面白い。