日本の南極観測隊に供給してきたダウンの元祖
冬の本格的な到来とともに、重宝するのが“冬のアウター”問題。どうせ新たに買い足すなら、歴史あり、実力ありの本物中の本物を手に入れたい。それが国産なら、なお本望だ。今やダウンは、単に寒さを凌ぐ防寒着ではなく、オシャレかつ実用的なアウターの代表格。多種多様な選択肢が揃っている。
そんな中で今回紹介するのは、南極地域観測隊の命を支えたザンター日本初の極寒地仕様のダウンジャケットだ。
ザンターが発足したのは1951年のこと。このJP-Original Down Parkはその際に南極観測隊に納入したダウンウェアの後継モデルともいうべきアイテムである。発売以降、細かいブラッシュアップを重ね脈々と受け継がれている。
玄人好みの質実剛健なハイスペックダウン
生後90日以上の成熟したダックダウンを原産国で洗浄した後、さらに国内で汚れや不純物を取り除くため10にもわたる工程で、丹念に精成(洗浄)し、極寒地で耐えられる本格的な設計が魅力。一般的には600-700フィルパワーのものが良品、700フィルパワー以上の物が高品質ダウンとされるなか、本製品は国内精毛の800フィルパワーダウンを誇っている。
表素材には、3層構造の透湿防水機能のある「Breathatec」を採用。さらに東レの先端テクノロジーから生まれた防撥水生地「DELFY®(デルフィー)」を用いて、雨や水滴をはじく高い撥水性や防風性と、発汗によるウェア内のムレを防ぐ快適な着心地を実現した。
また、背裏に貼られた消臭繊維「MOFF®」が消臭抗菌効果を発揮。消臭即効性・持続性に優れ、においの元を防いでくれる。
極寒の地でも快適に過ごせる機能性
身体をとにかく温かくすべく包み込んでくれるとあって、保温性は先述の通り折り紙つき。特筆すべきはそのディテールである。
風や雨雪の侵入を防ぐためダブルフロントに仕立てた前面や、耳、首もとを冷気にさらすことなくヘルメットを着用したままでも被れる大きなフードなど、極寒シーンに対応する、かゆいところに手が届く仕様になっている。
まるで、ふかふかの上質羽毛ぶとんのように柔らかいJP-Original Down Parkは、冬の厳しい寒さから私たちを守ってくれる頼もしい名作に他ならない。このスペックの高さ、間違いなく人生で一番長く使えるダウンジャケットになるはずだ。
JP-Original Down Park
Price:¥143,000(tax in)